Ubuntuで動かしてみる(USB-HDD編ー準備)

USB-HDD を繋いで Ubuntu を動かすことに決めたものの、ここではたと考え込む。

  • Pandaboard にある2つの USB コネクタは、既に Keyboard と Mouse で塞がっている。
  • でも USB-HDD を繋ぐためだけに USB ハブを買ったりするのはもったいない。
  • そういえば… と Pandaboard のブロック図を見てみる:
    PandaBoard block diagram
    右上のあたりの LAN9514 の説明に 4 USB Host Ports の文字が!
    つまり、あと2つ USB が使えるはず。

    System Reference Manual の 41page のブロック図には、残り2つの USB が Expansion Connector (J6) に繋がっているとの記述。

    44page の Expansion Connector (J6) のピン配列を眺めてみると、1-8pin を使えば良さそうな気配。

    さらに、kokekomeのハードウェアな日記?の記述に背中を押される。:

    PCのフロントパネル用USBヘッダと同規格なので、ほかの部分を使わずここだけ実装すれば、ケースのUSBへの引き出しが簡単にできる。

    どんな部品があるのか Google で探してみると:

  • AREA 変換コネクタ 奥沢二丁目 USB9pin USB A変換コネクタ AR-UPIPO-B(450円)
  • AREA 奥沢3丁目 USB9ピン→USB TypeAポート変換 通電LED搭載 AR-UPIPO-C(490円)
  • 世田谷電器 USB9pinポート変換 奥沢一丁目 AR-UPIPO-A(490円)
  • 玄人志向 アクセサリ USB2.0コンバータ基板 KRCV-USB(525円)
  • USB の取り出し口の向きが気に入ったので、3つ目の「奥沢一丁目」を購入。
    (490円)
    中身はこんな感じ:

    作業手順としては、Pandaboard の Expansion Connector (J6) にピンヘッダをハンダ付けして、「奥沢一丁目」をさせば出来上がり。

    ピンヘッダはこちら(14pin 2列):
    (70円)
    これを切って、4pin 2列にしてハンダ付けすると:

    「奥沢一丁目」は、5pin 2列の内の 1pin が逆挿し防止のために塞がっているのだが、相手が 4pin 2列だと(当然ながら)逆にも挿せるので気をつける:

    完成形がこちら:

    「奥沢一丁目」は引っ張ればすぐに抜けるので、さすがに USB-HDD をこちらに繋ぐのは気が引けるため、Keyboard と Mouse を繋ぐことにする。

    Keyboard と Mouse のケーブルを、太くて丈夫に見える HDMI ケーブルと束ねて、引っ張っても「奥沢一丁目」が倒れたりしないようにしておいた。

    これで、USB-HDD を繋ぐための準備はできた。

    (2011.02.12 追記)
    今更ながらだが、Pandaboard Wiki に Panda How to add 2 USBs という記事を見つけた。
    やっていることは同じだけど…

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