Ubuntu 11.04 を入れたついでに、Poco も入れ直す。
Poco が何者かについてはこちらを参照。
C++ネイティブな私にとっては『Poco と STL があれば他に何もいらない』といっても良いくらいの存在。
sudo apt-get install でも Poco の各ライブラリをインストールできるが、バージョンが古いので、ソースコードからビルドする。
インストール手順
– ホームディレクトリに Develop ディレクトリを作り
– Poco の圧縮されたソースファイルをダウンロードし
– 展開したら元の圧縮ファイルを削除し
– コンフィギュレーションファイルをエディットして IPv6 対応にし
– コンフィギュア、ビルド、インストール
を行う:
$ cd $ mkdir -p Develop $ cd Develop $ wget http://jaist.dl.sourceforge.net/project/poco/sources/poco-1.4.1/poco-1.4.1p1.tar.gz $ tar -zxvf poco-1.4.1p1.tar.gz $ rm poco-1.4.1p1.tar.gz $ cd poco-1.4.1p1 $ gedit build/config/Linux
この Linux というコンフィギュレーションファイルの SYSFLAGS の行に -DPOCO_HAVE_IPv6 を追加する。
つまりこうする:
SYSFLAGS = -DPOCO_HAVE_IPv6 -D_XOPEN_SOURCE=500 -D_REENTRANT -D_THREAD_SAFE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -D_LARGEFILE64_SOURCE -DPOCO_HAVE_FD_EPOLL
これを Save したら、引き続き:
$ ./configure $ time make $ sudo make install
を行う。
make の時間を time で計測した結果は:
real 74m56.742s user 68m6.547s sys 5m10.266s
と、1時間15分くらいかかった。
(Mac-mini 上の VMWare Fusion で走らせている Ubuntu 11.04 では、約26分だった)
debug ビルドをやめたり、テストコードのビルドをやめればもっと速く終わるのだけれど、使い方が良く分からなかった時、動作確認用にまたコンパイルするのは面倒なので、私はいつもフルビルドしている。
使用例は?
長くなってしまったので、また次回に…