Pndaboard の OMAP4430 には POWERVR™ SGX540 という OpenGL® ES v2.0, OpenGL ES v1.1, OpenVG v1.1, EGL v1.3 対応のグラフィックプロセッサーが載っているので、その性能がどんなものか知りたいところ。
だが、OpenGL ES のサンプルコードが Net 上に見つからなかったので、とりあえず OpenGL のサンプルコードとそれに少し変更を加えたものをまとめ、 assembla というフリーの subversion に、OpenGL Fanatic としてあげたので、それをコンパイルして実行してみる。
2011.05.04 現在、23個のプロジェクトが登録されている。
各プロジェクト毎の解説は、各 ReadMe.txt 内に Reference として URL を掲載しているものがあるので、そちらを参照。
コンパイル手順
必要なツールをインストール
GLUT を使っているサンプルが多いので、インストールする:
$ sudo apt-get install freeglut3-dev
前回の『Poco Fantic をコンパイル』の時にやっていなければ、こちらも:
$ sudo apt-get install subversion automake libtool
OpenGL Fanaticをコンパイル
– ホームディレクトリに Develop ディレクトリを(無ければ)作り
– そこに subversion でソースコードを取得し
– trunk ディレクトリに移動し
– 全プロジェクトをコンフィギュアするスクリプトを起動
– 全プロジェクトをビルドするスクリプトを起動
– 全プロジェクトを実行するスクリプトを起動
$ cd $ mkdir -p Develop $ cd Develop $ svn checkout https://svn.assembla.com/svn/opengl_fanatic/ $ cd opengl_fanatic/trunk $ ./configAll.sh $ ./buildAll.sh $ ./runAll.sh
各プロジェクトを実行すると Window が開いていろいろ描画されるが、操作方法がターミナルに出ている事もあるので注意。
esc キーで Window を閉じる事ができるものも多い。